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電子工作やってみたよ

今から30年ほど昔、 東京の空は、スモッグでいつもどんよりしていました。
特に環状7号線のあたりはジーゼルエンジンのトラックによる汚染がひどく喘息が問題になっていました。
また 光化学スモッグも毎日の様に発生してニュース出ていました。

そんな頃 このジーゼルエンジンが吐き出したカーボンの粒子を分析する装置を作ってくれとの話がまわってきました。
客先は東京都環境科学研究所 こういう所があるなんてその時初めて知りました。
お役所だから名前を出してもいいのでしょうね。
納期はお役所なので3月末、そしてこの話が来たのは2月に入ってから。
設計を担当するはずだったヤツが会社とのゴタゴタで辞めちゃったたので、というのが原因。
期間は2か月も在りません。いくら何でもそれは厳しいと思いましたが、もともと突貫工事は好きな方なのでやらせてもらいました。
まあ 断れる雰囲気でもなかったと思います。

どんなもの作るのかお客さんの所に聞きに行ったり、同じような研究を筑波研究学園都市の公害研究所でやっているからと教えてもらいにいきました。
お客さんも呆れたかもしれませんね。今頃こんなこと聞きに来て納期大丈夫か?と。
まずは 設計する前から発注出来る部品はどんどん発注してそれから機械設計や電気設計してました。
当時はまだCADなど無かったので、図面は手書きでどんどん書きまくってそのあとをトレーサーの女の子に清書してもらってましたね。

部品が入ってきたら自分で組み立て。 人に手伝ってもらうという考え全然なかったみたい。
なんだかんだ、いろいろ有りましたがハード的には、何とか形が出来て、動作もしました。
残っている作業は、装置のデータを計測して処理しXYプロッタに結果を出すまでのソフト。
当時 世の中の主流だったNECのPC9801の上でN88BASICを動かしました。
しかし ソフトに手を付けたところで、タイムアウト
もう3月末の納期近くになり、物は納めておかないとやばい、ということになり装置は客先に行ってしまいました。
あとは、しょうがなく毎日客先に通ってソフトの制作とデバッグ。
そんな事をやっていたある日、ついに来ました。
予算どおりの物が入っているかをチェックする東京都の監査の人が。
素直に現在の状況を話したら、べつに怒られもせず「最後まで面倒見てくださいね。」と言ってくれたのは、うれしかったですね。 ほんと 大人の対応ですね。
社内では、「納期に遅れれば取引停止になっちゃうぞ」とヒステリー起こすひとがいたのにね。
最終的には、無事お客さんの要望通りのものが出来て検収があがりました。


このお話はまだ続きがあります。
それからしばらくして(数年かな もう忘れちゃいました)当時の石原東京都知事がとっても厳しいジーゼルエンジンの排気ガス規制をはじめました。
まだ国のほうの規制はゆるいままでしたが、石原さんのこの法律に適合しない車は東京都に入ってはいけない、というものでした。
わたしジーゼルエンジンがすきでした。燃費が安いし、上り坂でも力が強いですから。
日産のバネット(ジーゼルエンジン、マツダで作ったOEM)に乗っていましたが、都内に入れないのではマズイと思って、新しい規制に対応したバネットを注文しました。
すぐにできるという話がいつになっても完成しません。 結局一年まってもバネットのジーゼルエンジンは完成しませんでした。
仕方なくガソリン車に変えてバネットを買いました。
この排ガス規制の技術はかなり難しかった様で、他社での話ですが排ガスデータを捏造したとニュースになっていました。

ここで私が言いたいことは、
石原さんの様な人こそ自治体や国の長にふさわしい人だと言う事です。
メーカーの都合など関係なく、住民の健康や、未来のことを考えて絶対必要と思えるなら断固進める強い意志と行動力。
いいですね。 いまの東京の空がきれいなのは、石原元東京都知事のおかげです。
それに引き換え石原さん以後の都知事、特に舛添要一なんてひどかったですね。

いまの東京都環境科学研究所 どうなっているのか気になったのでネットで調べてみました。
ありました。 ついでに私の作った装置出てるかな、探したら出ていましたね。
1989年 「ステップ昇温による炭素成分の熱分析」
忘れていた担当の研究者の方の名前も出ていてなつかしくなりました。
話の通じる優しい人でしたね。


これ シャコバサボテン 玄関の暖かいところで咲いています。
まだまだこれからですね。

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庭に咲いている菊 もう終わり

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これも 庭に咲いている菊 最後の最後ですね。
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by telmic-gunma | 2018-11-29 12:13 | むかしの思い出 | Trackback | Comments(6)

PICの勉強 再開

PICマイコン しばらくいじってなかったので再開準備
いままで作った試験機のメンテを引き継いでもらうために回路やソフトの勉強会を若い人とやるつもり。
下の写真 回路チェックする治具 作ってみました。
勉強会で使うために作りましたが、ついでにPICで悪さをするためにも使います。
本当は、悪さするのがメインですが、これはないしょ。
最新のマイクロチップのソフト開発システムは、だいぶ変わったらしいですが、私は古いままで行きます。
パソコンもWinXPを使います。ネットにつながないので問題無いはず。

いま やりたいことは、dsPICを使ってデジタル制御をすること。
それと、GAME言語をこのdsPIC上で動かすこと、
気まぐれですから、やり始めるかはたまたやりだしても完成まで行けるか分かりません。

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東京見物に行ってきました。(今時、この言葉あるのかな)
築地で新鮮で美味しいお寿司を食べてから、スカイツリーに上ってきました。
小学生の時、出来たばかりの東京タワーに初めて上った感激の方がはるかに大きかったですね。

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朝の散歩をしていたら 狐に出会いました。
しばらく見ていたのですが、あちらからもこっちを観察していたようです。

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by telmic-gunma | 2018-11-03 09:34 | 電子工作 | Trackback | Comments(6)

若い仲間から「アイデア下さい」と言われて考えたのが下記の回路。
条件は 「入力変化に一定傾斜で追いつく回路」
まだ100点満点じゃないけれど一応それなりの動作はします。
そうこうしているうちに、
「とりあえず製品には入れなくてよくなったので、今回は頭の体操だけということで」
となりました。
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了解をもらったので、ブログに載せてみます。

この回路 丸三日考えました。
昼間 本気で考えていると、ふとんの中に入っても頭から離れず、ずーっと考え続けていました。
最初は、積分器、コンパレータ、アナログスイッチなどの組み合わせで模索していましたが、
ふとんの中で考えているとき、おもいつきました。

昔 一緒に仕事していた同僚で、どんな回路でも、すぐAGC(オートゲインコントロール)を使いたがるのがいました。
それを組み込むと今まで不安定だった回路が不思議とピターと安定するのです。
今回 アイデアが煮詰まっていたところに、なぜかそのことが思い出されたので、ちょっとトライしてみました。
出力をいろいろ細工してから一番入力の所まで戻してみます。
思った通りの動作をしてくれました。

サーキットビューア(電子回路シュミレータ)いいですね。
回路でも定数でも、手を汚さずにすぐ変更して実験出来るのですから。
一番の効果は実験のための部品集めをしなくて済むことかな。
昔なら考えてから部品集めて実験するまで、えらい時間がかかったのに、
「思いついたら実験できる」なんて夢のようですね。
これも「電子工作」と言うことですよね。

わたし もうすぐ70歳になりますが、「わたしの頭 まだ結構使えるじゃん。」
と本人だけ勝手に思い込んでいます。


by telmic-gunma | 2018-11-03 06:33 | 電子回路シュミレータ | Trackback | Comments(2)